事業者の皆さまへ
事業系廃棄物とは?
も
く
じ
事業系廃棄物の処理は家
庭系廃棄物の処理と異な
る点がいくつもあるよ!
気を付けよう。
事業系廃棄物の
処理方法
適正処理と罰則
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資源物の分別
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ごみを出さない工夫
3
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廃棄物の区分
1
事業所から排出される廃棄物については,事業所の皆さまの責任で処理する
ことが法律で義務付けられています。正しく廃棄物を処理しましょう!!
法人・個人,営利・非営利,量の多少に関わ
らず,会社・工場・商店・飲食店・病院・診
療所など事業活動に伴って生じる廃棄物は全
て「事業系廃棄物」です。
廃棄物の区分
廃棄物の
定義
「廃棄物」とは,占有者が自分で利用したり,他人に有償で売却したり
することができない為に不要となった,固形又は液状のものをいいます。
廃棄物の種類
廃棄物
事業系廃棄物
家庭系廃棄物(家庭系一般廃棄物)
事業活動で生じた廃棄物のうち法で定める 20種類及び輸入された廃棄物(下表参照)
産業廃棄物
事業系一般廃棄物
※上記に加えて産業廃棄物と一般廃棄物のうち,爆発性,毒性,感染性,その他人の健康又は生活 環境に係る被害を生ずるおそれのある性状を有するものをそれぞれ特別管理産業廃棄物,特別管
理一般廃棄物と指定されています。
産業廃棄物一覧
種類 具体例
① 燃え殻 焼却炉の残灰,石炭がら,その他焼却かすなど
② 汚泥 工場排水処理や物の製造行程等から排出される泥状の物など ③ 廃油 潤滑油,洗浄用油,動植物性油,溶剤,タールピッチなど ④ 廃酸 酸性の廃液
⑤ 廃アルカリ アルカリ性の廃液
⑥ 廃プラスチック類 合成樹脂・繊維・ゴムくず,廃タイヤ等すべての合成高分子化合物 ⑦ ゴムくず 天然ゴムくず
⑧ 金属くず 鉄くず,アルミくずなど
⑨ ガラス・コンクリート・陶磁器くず ガラス・コンクリート・陶磁器くずなど
⑩ 鉱さい スラグ,廃鋳物砂,電気炉等溶解炉かす,ボタ,不良石炭など ⑪ がれき類 建築廃棄物のコンクリート・アスファルト・レンガ破片など ⑫ ばいじん 工場や焼却施設の排ガスから集められたばいじん
あらゆる事業活動に伴って生じたもの
1
廃
棄
物
の
区
分
事業活動で生じた廃棄物のうち
産業廃棄物以外の廃棄物
適切に分別がされていないごみが処理場へ搬入されると,施設に大きなダメージを与えてしまい
ます。例えば,可燃ごみの中に不燃ごみや金属類などが混入したままクリーンセンターに搬入され
てしまうと,焼却炉の中で炉の部品に絡まるなどして焼却炉の故障の原因になります。故障の状況
によっては,施設を止めるなどごみ処理に大きな支障をきたします。
ご注意ください!
クリーンセンターの焼却炉内で見つかった金属片(左:ベットスプリング,右:台車)
特定の事業活動に伴って生じたもの
種類 業種例
① 紙くず 建設業,紙製造業,製本業等の業種から排出されるもの ② 木くず 建設業,木材製造業等の業種から排出されるもの ③ 繊維くず 建設業,繊維工業等の業種から排出されるもの
④ 動植物性残さ 食料品製造業,医薬品製造業,香料製造業等の業種から排出されるもの ⑤ 動物系固形不要物 と畜場などから排出される動物の残さ
⑥ 動物のふん尿 畜産農業から排出されるもの ⑦ 動物の死体 畜産農業から排出されるもの
廃棄物の飛散・流出防止
※以上の産業廃棄物を処分するために処理したもので上記以外のものも産業廃棄物に該当します。
廃 棄 物 処 理 法 に よ り 排 出 者 は 廃 棄 物 の 処 理 を 行 う ま で , 廃
棄 物 が 飛 散 , 流 出 及 び 地 下 へ の 浸 透 な ど に よ り , 悪 臭 が 発 生
しないように措置を講じなければならないとされています。
事 業 系 一 般 廃 棄 物 の 排 出 時 に カ ラ ス や 猫 な ど の 小 動 物 に よ
る 廃 棄 物 散 乱 の 被 害 が 増 え て い ま す 。 ふ た 付 き の 容 器 や カ ラ
ス 避 け ネ ッ ト 等 を 適 正 に 利 用 し て , 廃 棄 物 の 飛 散 流 出 等 へ の
廃棄物処理法やつくば市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例には,以下の4つの事項につい て,事業者の皆さまの責任のもとで,発生した廃棄物を適正に処理しなければならないとあります。
事業活動に伴って生じた廃棄物は自ら処理
場まで運搬するか,許可を受けた処理業者
に委託して適正に処理しなければなりません。
②廃棄物の再生利用と減量化
物の構造・加工・販売においては,廃棄物
処理やリサイクルしやすい製品,容器等を
開発するとともに,廃棄物となった場合の
処理方法についての情報提供を行わなけれ ばなりません。
④国や自治体の施策に協力
ごみを出さない工夫
適正処理を進める前に,まず行う必要があるのが廃棄物の減量です。廃棄物を減量することで,
最終処分場への埋立量や廃棄物焼却によるCO
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の削減が図れ,環境負荷の軽減に繋がります。加
えて,事業者の処理経費の削減やイメージアップにも繋がります。
●電子メールや記憶メディアを利活用して社内のペーパー
レス化を推進しましょう。
●両面印刷やメモ書きは裏紙を利用しましょう。
●梱包は簡易包装に努めましょう。
●運搬に通い箱を利用し,梱包材の廃棄を減らしましょう。
●材料管理を徹底して,必要以上に購入しないようにしま
しょう。
●生ごみの水切りを徹底して,減量に努めましょう。
①事業系廃棄物の処理は自己責任
廃棄物の再生利用を積極的に推進し,その 減量に努めなければなりません。
③処分することを考えた商品づくり
廃棄物の減量や適正処理の確保等に関して,
国や自治体が行う施策に協力しなければな りません。
資源物の分別
ごみと思ってしまうものも資源物としてリサイクルが可能なものはたくさんあります。きちんと
分別して資源物回収業者に出せば,無料での引き取りや買い取ってくれる場合があります。
紙類・・・・新聞,雑誌,書籍,紙パック,コピー用紙,ダンボール,雑がみなど
かん,びん,ペットボトル
●シュレッター処理したものでも引き受けること
もあります。
●感熱紙,カーボン紙,耐水紙など紙でも再資源
化できない紙もあるので注意しましょう。 ※詳しくは資源物回収業者にお問合せください。
●ふたをとる,ラベルをはがすなどきれいに分別 すれば買い取り額が上がることがあります。
●飲料自販機を設置している事業所は納入業者に 引き取ってもらいましょう。
One Point
オフィスのごみ箱の種類を増やしてみましょう
自動販売機の近くに....
デスク近くに...
ごみ箱の種類を増やすと,不思議と分別する習慣がついてきますので実践してみましょう。
また,分別はできているのに排出時についうっかり混ぜてしまっては分別の意味がなくなります。 注意しましょう。
1
事業系一般廃棄物
事業系一般廃棄物を排出する場合,以下の2つの方法で処理ができます。
①クリーンセンターへの自己搬入
搬入方法
廃棄物を積んでクリーンセンターに行き,窓口で搬入申込書を記入してください。
※覆いのない車両(トラック等)で持ち込む場合は,走行中に廃棄物が飛散,落
下しないようにシート等をかけてください。
搬入できる
廃棄物
料 金
10
kgあたり185
円受入時間
月曜日~金曜日 8時30分~16時30分
土曜日 8時30分~11時30分
祝 日 8時30分~16時30分(12時~13時の間は受入休止)
搬入でき
ない廃棄物
産業廃棄物全般(例:タイヤ,バッテリー,ガスボンベ,消火器,土砂類,塗料類,薬品類
建設廃材,医療廃棄物,農業用機械類・資材,発泡スチロール, 事務机・イス など)
☎ 029-867-1379
※土,祝日は搬入が多く,この対応の為電話対応は録音音声となります。
※搬入可否の判断がつかない場合
には,必ず事前にクリーンセン
ターにお問合せください。 燃やせるごみ,燃やせないごみ,びん,かん,ペットボトル,古紙・古布
※搬入可否の判断がつかない場合には,お問合せください。
事業系廃棄物の処理方法
■■つくば市クリーンセンター■■ つくば市水守2339番地
☎ 029(867)1379 ■ ■ ■つくば市役所■ ■ ■ ■
②つくば市の許可を受けた一般廃棄物処理業者に処理を委託
事業系一般廃棄物の処理を委託する場合,一般廃棄物処理業者と契約する必要があります。
廃棄物の種類と量の把握
一般廃棄物処理業者を選ぶ
一般廃棄物処理業者と相談
一般廃棄物処理業者と 処理委託契約を締結
・1日に排出する事業系一般廃棄物の種類や量
を確認しましょう。
・業者については,廃棄物対策課にお問い合わ
せいただくか,市のホームページでも公開し ています。委託料金は業者によって異なりま
すので,個別にお問い合わせください。
・営業日数を考慮して,1週間に何回くらい,
何時ごろ収集してもらいたいのか検討しま しょう。また,あらかじめ廃棄物の排出場所
も相談しましょう。
・委託する際には,業者がつくば市の許可業者 であることを確認するために許可証の内容と
有効期限を必ず確認してください。
・事業系一般廃棄物の収集運搬を受託した業者
は,他の業者への再委託が禁止されています。 契約に際しては,委託内容を遂行できる車両,
台数を有していることを確認してください。
・契約は書面で締結するようにしてください。
可燃?
不燃? 事
業
系
廃
棄
物
の
処
理
方
法
産業廃棄物はクリーンセンターへ 搬入できません!
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2
産業廃棄物
産業廃棄物は,産業廃棄物処理施設へ自ら搬入するか産業
廃棄物処理業者へ委託する方法があります。委託にあたって
は,収集運搬と処分でそれぞれ書面で契約する必要があった
り,産業廃棄物の引渡し時において産業廃棄物管理票(マニ
フェスト)を交付する必要がある等,事業系一般廃棄物と扱
適正処理と罰則
廃棄物処理法上の適正処理のルールを守らないと,事業者の皆さんも罰則を受ける場合があります。
事業系廃棄物を家庭ごみとして処理することはできません!
事業系廃棄物を家庭ごみの集積所に出すことは,不 法投棄になり,廃棄物処理法に違反する行為です。
不法投棄の禁止
●5年以下の懲役
●1,000万円以下(法人は3億円以下)の罰金
廃棄物を野焼きしたり,みだりに捨ててはいけません!
焼却禁止
●行為者は5年以下の懲役若しくは1,000万円
以下の罰金
●法人も3億円以下の罰金
許可を持っていない業者に処理させてはいけません!
廃棄物の処理を委託する場合は,廃棄物処理業の許
可を受けた業者に委託しましょう。
委託基準違反
●5年以下の懲役 ●1,000万円以下の罰金
事業系一般廃棄物について つくば市廃棄物対策課 つくば市研究学園一丁目1番地1 ☎ 029-883-1111
クリーンセンターへの自己搬入について クリーンセンター ☎ 029-867-1379
産業廃棄物について 茨城県廃棄物対策課 ☎ 029-301-3033
お問い合わせ先
2017年1月製作 つくば市役所 環境生活部 廃棄物対策課
つくば市研究学園一丁目1番地1
☎ 029-883-1111 FAX 029-868-7592
E-mail evm030@info.tsukuba.ibaraki.jp 廃棄物を適法な施設以外で焼却したり,みだりに捨
てたりする行為は,廃棄物処理法違反になります。
つくば市水守2339番地